弊社が製造販売している主要商品です。
チンタラリ
素晴らしい文化を生み育てた国には、その場所でしか決して生まれえぬ形がある。広大なアメリカの大地が育んだバーボン。イギリス貴族たちのウイスキー。芸術の都フランスのコニャック。極東の地、ロシアのツンドラで凍える身体を熱くさせるウォッカ。そのいずれもが、その国のスピリッツ(精神)として偉大な文化を支えていることは間違いない。もちろん日本にも他国に劣らぬスピリッツが存在する。その中一つに謳われる焼酎、それがチンタラリである。

チンタラリは1日かけて、1升瓶1本程度しか造れない。この貴重な一滴になる瞬間、そこに至るまでの過程の時間を、時と共に封印し、昔ながらの手作業であるが故に生じる時間の差を味の深みに変化させ、香りをより一層洗練させる偶然の妙であることは、一度味わってみなければ、表現できない。

その香り、味わい。共にやわらかくほのかに甘い。芋焼酎の品質をここまで高めたのは先端技術ではなく、先人達の匠の技と10年を超えるカメ壷での年月だということを忘れてはならない。「本物を求める方」だけに贈る特別な焼酎です。


舞隼人
その昔、中近東の民が好んで飲用していたアラック(世界最古の蒸留酒)と呼ばれた蒸留酒が存在した。イラン、イラク地方の砂漠に実り聖なる果実と呼ばれる唯一のナツメの実、ナツメヤシを原料に用いた幻の蒸留酒である。
ナツメヤシとは中近東原産のヤシ科の植物。果肉は柔らかくて甘く、生食のほか、お菓子、ジュース、ジャムなどに加工される。また、乾燥させた実は保存食として重宝されている。

日本では大和朝廷の時代で、その頃栄えた南九州の豪族は隼人族。

大和朝廷に侵略され、遠い大和の国に連れ去られたという、祖先の無念さを思い、隼人の涙とネーミングされた銘柄が、このアラックを再現したナツメヤシの焼酎である。その幻の味を十余年という膨大な歳月 をかけ、樫樽に貯蔵し、封印した焼酎を【舞隼人】と呼ぶ。


薩摩自顕流
旧薩摩藩島津家は、800年の永き間、先祖代々多くの皆様のご先祖のひとかたならぬ御支援、忠誠に守られて参りました。中でも千年の歴史を持つ野太刀自顕流は、ひたすら島津家を支えてまいったのです。特に明治維新は大山綱良、桐野利秋、辺見十郎太、、、、幾多の自顕流の使い手がたたきあげたのです。

この自顕流を少しでも多くの方にご理解いただこうと今回武の酎「薩摩自顕流」を発表させていただきました。「薩摩自顕流」の仕込みは伝統の吟醸花酒。吟醸花酒とは、極寒の時期に高度に精白された米を原料にじっくりとモロミを発酵させます。更にこのモロミを蒸留する際に最初にとられる高品質の酎(花酒)のみを瓶詰めにしたものです。

この最高に贅沢な焼酎は島津家自慢一番搾りでもあり古来島津公が幕府に献上していた逸品でもあります。そこはかとなく立ちのぼるフルーティーな香りは、昔も今も変わることなく焼酎造りを支えてきた技術者の心意気の結晶とも言えるでしょう。こだわりの美酒で歴史のロマンを語らいながら快い酔いをお楽しみ下さいませ。

焼酎を飲んでいるのに、まるで清酒を飲んでいるかと錯覚してしまう米焼酎です。吟醸香漂うその香りと、上質な上質の純米酒のような味わいに、清酒では得られない新たな発見が待っています。清酒党の方へ贈る逸品です。


隼人の涙
世界の蒸留酒の原点と呼ばれるアルコール、それから幻の酒アラックです。古代エジプトで錬金術の発展とともに進歩してきた蒸留技術は、13世紀の初頭にアラックという銘酒を生み出した。
ナツメヤシを原料としたこの蒸留酒は地中海沿岸で広く愛飲されたのが、アラビア人たちの禁酒の風習とともにと衰微した。この幻のアラックを復元すべく、我々はシルクロードをたどり中近東で、ようやく一本のナツメヤシの木にたどりついた。苦心の末、このナツメヤシを日本に輸入、水と酵母を選び、更に蒸留に創意を加えて完成したのが、この"隼人の涙"です。
 

まさに"隼人の涙"は世界の蒸留酒の原点ともいうべき焼酎です。涙はすべての汚れを洗い流してくれます。すべての恨みを捨てて大和朝廷に仕え京の雅の基礎を築いた隼人族。荒々しいだけではなかった隼人族の純で陽気な気性はこの"隼人の涙"の味に見事に表現されています。ロックで、お湯割りで或いはカクテルでと様々にお楽しみ下さいませ。


てんからもん
麹屋の技術力を集結させて開発された新種の麹菌。数々の優れた性能を持っており、学会でも注目を集めております。この新麹菌は米や麦のヌカ成分を分解する力が強く、さつまいものヤニ成分も強力に分解してしまうので、焼酎原料特有のクサミがなくなり、豊酵な香りと原料に由来するあま味、旨味は存分に生かされた焼酎が出来ます。この新麹菌を使用し、「てんからもん」が出来上がりました。

芋焼酎でありながら果実酒のような香りを発し、「キリッ!」とした口当たりの淡麗辛口に仕上げました。

新世代の芋焼酎、あえて焼酎の産地として名高い「鹿児島県」外の人にお勧め致します。


てんからもん(バイオレット)
「てんからもん」とは、鹿児島の方言でおりこうさんを意味します。語源は典雅な者(典雅=つつましやかで上品な事)です。この度、細胞融合と言う、バイオテクノロジー(微生物工学)によって生まれた数万の菌の中から選びぬかれた新麹菌は、数々の優れた性能を持っており、学会でも注目を集めております。この新麹菌は米や麦のヌカ成分を分解する力が強く、さつまいものヤニ成分も強力に分解してしまうので、焼酎原料特有のクサミがなくなり、豊酵な香りと原料に由来するあま味、旨味は存分に生かされた焼酎が出来ます。この新麹菌を使用し、てんからもんバイオレットが出来上がりました。
 
     
   
  焼酎造りは1に麹、2に醪、3に造りといわれ麹の出来、不出来によって焼酎の味が決まる。まず、米を洗い、蒸し、種麹を加えて製麹棚で1ー2日寝かせる。この時、赤子を育てるように造った麹が焼酎の味を醸すのである。

麹に水、焼酎用酵母をつくることを一次仕込みという。また、芋焼酎の場合、原料芋は、選別に最も注意を要する。積み上げた甘藷を一つ一つ手に取り、両端を落とし念入りに不良品を除く。選別した芋は蒸煮された後に粉砕され、 水を加えた酒母に混ぜる。これを二次仕込みという。

地中に埋めた甕にこれを移し酵母を見守る。焼酎は生き物、いかに機械化が進もうと、杜氏と呼ばれる職人の知識と経験、勘は欠かせない。寝る間も惜しんで、醪の声を聞き、擢を入れ、保温のための 甕を布で包む。

こうして出来た醪を一気に蒸留釜に入れ、沸騰させて蒸気となった酒精を冷却水で冷やし滴り落ちた最初の原酒をはなたれ(初垂れ)という。たった一度の蒸留で 原酒を取り出すため、本格焼酎は原料特有の旨みや匂いが残るのである。更に、この原酒を寝かせ、表面に固まった油臭のもとを濾し、割水を加えて製品となる。
 
 
 
1.自動製麹機
米を洗い、蒸し、麹菌を加える
2.自動製麹機
麹を広げて1〜2日寝かせる

3.一次仕込み
麹と水と培養酵母を加える(酒母)
4.原料芋の選別
芋を蒸して粉砕する

5.二次仕込み
酒母にみずと芋を加える
6.酵母(擢入れ)
焼酎は生きもの、どんなに機械化が進んでも杜氏と呼ばれる職人の経験と勘が必要
*昔は地中に埋めたカメに仕込んだが、現在はホーローせいが多い

7.蒸留
もろみを蒸留器に入れ
蒸気を送り込んでアルコールを蒸留する

8.熟成
フーゼル油を除去し、1〜6ヶ月寝かせる


 
9.瓶詰(検査)
原酒は水で割り度数を調整して瓶詰めされる。瓶に光を当てて品質を見る。
 
 
 
 
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